【2025年最新】カスタマー心理5選③
「なんでこれを買ったんだろう?」
買い物をした後に、そう感じたことはありませんか?
ほかにも、
「広告を見て“つい”クリックをしてしまった」
こんな経験はありませんか?
これは…
カスタマー心理
が関係しているんです!
本記事では、購買行動に影響を与える“カスタマー心理”を、心理学の視点からわかりやすく解説していきます!
☟ カスタマー心理5選の第1回・第2回はこちらからご覧ください ☟
1カスタマー心理ってなに?
第1回で詳しく説明したので、今回は簡単にお伝えします!
“カスタマー心理”とは、商品やサービスを選び・購入し・利用するまでの心の動きのことです。
ただの感情ではなく、「なぜ選ぶのか?」「なぜ買うのか?」を統計的に分析し、購買の仕組みを理解する学問領域になります。

2 効果のあるカスタマー心理5選
消費者の“気持ち”や“考え方”を理解することで、本当に求めている商品・サービスを届けることが出来ます。
今回は、第1回・第2回でも紹介しきれなかった“カスタマー心理”をさらに厳選して、新たに5つの心理を紹介します。
2-1 文脈効果
隣合う情報の組み合わせにより与える影響が違ってくる心理のことを、“文脈効果”といいます!
人は、同じ言葉や商品でも見せ方や周りの情報で印象が変ったと感じます。
≪例≫
・「ケーキ 500円」よりも「有名パティシエ監修のケーキ 500円」のほうがお得に感じる
・セール会場で値札を見ると、普段より安く感じる
「どんな時に・誰が・どんな気持ちで」を、一言添えるようにしましょう!

2-2 シャンパルティエ効果
数字の単位を変えることで、異なった印象を持たせることが出来る効果のことを、“シャンパルティエ効果”といいます!
人は、見せ方を変えるだけで商品の価値を高く感じます。
≪例≫
・「1g配合」よりも「1,000mg配合」のほうが含有量が多く感じる
・高級感のあるパッケージやラベルの商品を見ると、同じ内容でも値段が高そうに感じる
数字や単位を用いる場合は、出来るだけ数字が多くなる単位を使用すると印象力がアップします!
2-3 ツァイガルニク効果
完全なものよりも不完全なものの方が注意を向けやすいという心理のことを、“ツァイガルニク効果”といいます!
人は、途中で終わったことを気にして続きを知りたくなる性質があります。
≪例≫
・「続きはWebで」や「1位はコメント欄へ」という誘導
・「あと少しで完了!」という登録フォームやアンケートだと、最後まで入力したくなる。
“続きが気になる”状態にして、関心を引きつけましょう!

2-4 返報性の原理
受けた恩を返したくなるという心理のことを、“返報性の原理”といいます!
≪例≫
・「弁護士の無料相談」や「無料トライアル」への誘導
・無料提供から、継続利用に繋げられる
「もらったから返したい」という“行動の動機”がポイントになっています!
2-5 罰への欲求
良いことが続くことにだんだん不安になっていき、なかなか信用することができない心理を、“罰への欲求”といいます!
人は損することを避けたい気持ちから、行動を変えることがあります!
≪例≫
・メリットを伝えることはもちろん、デメリットも伝えると信頼を得ることができる
・「※個人差があります」と注釈を入れると、好感度がアップする
『うますぎる話』と受け取られると、信頼を損なうこともあります…

3 まとめ
人の購買行動は、“意識をしていないさまざまな心理”が影響しています。
みんなが選んでいる安心感や、専門家の推薦など、実はどれもカスタマー心理を理解していれば、自然に取り入れられる要素なんです!
人の心の動きを知って、消費者の心理に寄り添った発信や提案を出来るようになりましょう!